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特定非営利活動法人ジェンのニュースレター100号にて、パキスタンで撮影した写真とストーリーが掲載されました



2000年から続く特定非営利活動法人ジェンのニュースレター記念すべき第100号にて、パキスタンで撮影した写真とストーリーが掲載されました。
100号を記念し、現地の人びとの暮らしの息遣いや温度が少しでも伝わるよう、普段は白黒記事のところ、特別にカラー写真でご紹介いただいています。

私たちWORLD FESTIVALがJENと出会ったのは、2016年にヨルダンを訪れたときのことです。
弊社代表の近藤がシリア内戦の状況を知り、「現地を見たい」と思い立ち、ザータリ難民キャンプのあるヨルダンに渡りました。
そこでパレスチナ難民キャンプの実態や、ISISのテロや過去の戦争でヨルダンに逃れてきた難民たちの状況、
同じ母国出身者同士でも交流が許されない子どもたちの存在を目の当たりにし、
「このような幼少期を過ごすと、また新たな分断を生む大人になってしまうのでは」と強く感じました。

そこで、宗教や宗派、国籍や背景を超えて子どもたちが一緒にものづくりや体験を楽しめる「お祭りプロジェクト」を提案。
現地のJICA協力隊員やNGO、さらにはUNICEFの協力も得て、実現できることになりました。
この準備の過程で現地でJENの存在を知り、ヨルダン訪問後にはオフィスを訪れて意見交換を行いました。
その際、近藤が以前から感銘を受けていたマガジンプロジェクト「THE ROAD」
(仕事を失い学校に通えなくなった人々が、JENの支援のもと取材・執筆・撮影・編集を通じてスキルを身につけ、
地域に情報を届けるとともに、自ら行動することの大切さを学ぶ取り組み)を手がけていたのがJENであることを知ることになります。

その後、2回目のヨルダン訪問では、お祭りの開催に加え、JENのご協力のもとついにキャンプ内への入場が認められ、
現地で取材を行うことができました。こうした経緯を経てJENとのつながりが深まり、時を経て、「パキスタンでの活動を映像に残したい」
という想いのもと、今回の撮影につながりました。

記事にも登場しているパキスタン・シンド州ダドゥ郡は、2022年に洪水による深刻な被害を受けた地域です。
WORLD FESTIVALは、JENが実施する洪水被災者を対象とした農業支援プロジェクトのドキュメンタリー映像を制作しています。
今回使用されている写真もその撮影の際に撮影したものです。
困難な状況下でも力強く生きる現地の人々と、彼らの「自立」を信じて寄り添うJENの姿を映し出す映像となる予定です。
少しでも多くの方に届き、心に残るものとなればうれしいです。

▼ニュースレター100号のリンクはこちら
https://www.jen-npo.org/jp/concept/pdf/nl/nl2025autumn.pdf