2024年5月19日・20日に、世界中で子ども支援を行う国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」「ワールド・ビジョン・フィリピン」と共同で、
フィリピン・サマール島のアニボンゴン村にある小中学校を会場にWORLD KIDS FESTIVAL2024を開催し、生徒や地域住民約600人が参加しました。
サマール島は、フィリピンの中でも貧困が深刻な地域のひとつであり、これまでに度重なる台風や洪水、土砂崩れによる大きな被害を受けてきました。
災害によって生活インフラや学校そのものが壊滅的な打撃を受けた中で、国際支援や寄付金は主にライフラインや施設の復旧に優先的に使われ、
図書室の再建には資金が回らないという厳しい状況が続いていました。
そうした中、より多くの子どもたちが楽しく学べる環境を届けたいという思いから、
2018年、株式会社パルコおよび株式会社CAMPFIREが手がけるクラウドファンディング「BOOSTER」の協力を得て、
World Vision JapanとWORLD FESTIVALが共同で図書室建設のためのクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。
しかしながら、当初予定していた図書室の開室セレモニーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、やむなく延期に。
そこから4年の時を経て内容をさらに充実させ、WORLD KIDS FESTIVAL2024として新たなかたちでプロジェクトを実現することができました。
現地では、「防災 × クリエイティビティ」をテーマに、ジョギングをしながらゴミを拾う新しいフィットネスであるプロギングや、
「防災とクリエイティビティ」をテーマとしたセルフビルド体験、段ボールで制作したモニュメントに子どもたちの願いを飾り付ける「Wishing Tree」、
プロギングで集めたペットボトルキャップを使って行うアップサイクルアクセサリー制作など、多彩なプログラムが展開されました。
さらに、誰でも自由に参加できる音楽セッション、映像カメラマンになりきって会場の人たちにインタビューを行う映像体験、
折り紙ワークショップ、プロのカメラマンやモデルのお仕事体験、アーティストによるレコーディング体験、そして絵の具や色えんぴつ、
クレヨンを使ったペインティングなど、創造性を刺激するさまざまな体験が行われました。
地元の方々の温かいご協力のもと、子どもたちとともに一つのお祭りをつくりあげるかたちで、
フェスティバルは多くの笑顔と学びにあふれた2日間となりました。
| In charge of: | 主催 | 企画 | プロデュース | 演出 | 空間 | 運営 | 映像 |
| Genre: | NPO・NGO | 地域 | 教育 | 子ども | イベント | 防災 |







| 位置 | フィリピン中部、ビサヤ諸島の東ビサヤ地方に位置する島 | ||
| 面積 | 301.3㎢ | ||
| 人口 | 10万人 |
| Title: | WORLD KIDS FESTIVAL 2024 in Samar |
| Client: | World Vision Japan / World Vision Philippines 開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO。 約100カ国で宗教、人種、民族、性別にかかわらず、すべての子どもたちが健やかに成長できる世界を目指して活動している。 |
一般社団法人プロギングジャパン ジョギングとゴミ拾いを組み合わせたフィットネス「プロギング」の普及を目的とする団体。 「ポジティブな力で足元から世界を変える」をモットーに、楽しみながら環境問題に取り組む。 |
株式会社Moopy 思いをかたちにする空間デザインスタジオ。 建築、環境、文化に関する横断的なリサーチとデザインを通じて、想像を実現へと導く。 |
| Location: | Samar Island ,The Philippines |
| Period: | 2024年5月19日(日)~20日(月) |
| Producer: | Yuki Kondo |
| Director: | Yuki Kondo |
| Cam: | Yuki Kondo / Yurika Nakazawa / Takahito Mizuno |
| Edit: | Yuki Kondo |